2026年の秋GⅠ開幕戦、スプリンターズステークスが終わりました。
PriceCodeで公開したスプリンターズSの予想は、残念ながら不的中。
ところが同じスプリンターズSで、現在別企画として実戦検証を続けている「馬券術ツクール」では、5番サウンドモリアーナを軸にしたワイド3点から、5-6の3,370円を的中しました。
しかも、こちらは100円買って3,370円という話だけではありません。
実際の検証設定では1点13,300円、3点合計39,900円で公開しており、払戻は448,210円。回収率は1,123.3%となりました。旧ブログの検証記事にも、予想買い目から結果、収支までそのまま残っています。
最初にひとつ、ここは大事なので整理しておきます。
PriceCodeと馬券術ツクールは、同じロジックではありません。
馬券術ツクールがPriceCodeの予想を加工したものでも、PriceCodeで選んだ馬を別の買い方にしたものでもありません。
馬券術ツクールは、AIに新しい馬券術そのものを考えさせ、その方法を実際のレースで検証している独立した企画です。
同じサイトの中に住んでいますが、同じ鍋をつついているわけではありません。
今回はたまたま同じスプリンターズSという一つのレースに、まったく別方向から二つの方法が挑戦しました。
片方は外れ、片方はかなり大きく当たった。
それなら両方とも、きちんと振り返っておきましょう。
まずは2026年スプリンターズSの結果

2026年9月27日の中山11R、スプリンターズステークス。
勝ったのは16番ピューロマジックでした。
2着は6番ワールズエンド、3着が5番サウンドモリアーナ。勝ち時計は1分9秒2で、馬場は稍重。1着と2着はクビ差、2着と3着はハナ差という、ゴール前ではかなり際どい決着になりました。
| 着順 | 馬番 | 馬名 |
|---|---|---|
| 1着 | 16 | ピューロマジック |
| 2着 | 6 | ワールズエンド |
| 3着 | 5 | サウンドモリアーナ |
| 4着 | 9 | スターアニス |
単勝16番は2,450円。
| 券種 | 組み合わせ | 払戻 |
|---|---|---|
| 単勝 | 16 | 2,450円 |
| 馬連 | 6-16 | 13,560円 |
| 3連複 | 5-6-16 | 73,620円 |
| 3連単 | 16-6-5 | 462,120円 |
| ワイド | 5-6 | 3,370円 |
かなり荒れました。
秋のGⅠ開幕戦なので、もう少し穏やかにご挨拶してくれてもよさそうなものですが、競馬には「初回なのでサービスしておきます」という文化はないようです。
PriceCodeの予想は不的中
まずはPriceCode側から振り返ります。
| 印 | 馬番・馬名 | 結果 |
|---|---|---|
| ◎ | 9番 スターアニス | 4着 |
| 〇 | 15番 フリッカージャブ | 12着 |
| ▲ | 13番 パンジャタワー | 15着 |
| △ | 6番 ワールズエンド | 2着 |
△ワールズエンドは2着まで来ましたが、本命スターアニスが4着。
勝った16番ピューロマジック、3着5番サウンドモリアーナを最終印に入れられなかったため、PriceCodeとしては不的中です。
4着というのが、また絶妙に競馬ファンの心を刺激します。
5着なら「届かなかったな」で終われるのですが、4着になると急に「あと一頭やん」が始まります。
しかし馬券には4着救済制度はありません。
惜しいは惜しい。外れは外れです。
ワールズエンドの評価は機能した
結果の中でPriceCodeがしっかり拾えていたのは、2着の6番ワールズエンドでした。
事前分析では平均着順2.3、想定着順2、P順位1、スコア8。
さらに4角平均2.9と、前方で競馬をする可能性も高く評価していました。PriceCodeの最終見解でも、先行して粘り込む場面を想定し△評価としています。
実際のレースでもワールズエンドは3コーナー3番手付近、4コーナーでも前方をキープ。
最後までピューロマジックを追い詰め、クビ差の2着に入りました。
ここは予想時の数字と実際のレース内容が比較的きれいにつながった部分でした。
問題は、その相手です。
勝ったピューロマジックは最終4頭に残せず
16番ピューロマジックは逃げてそのまま押し切りました。
3コーナー、4コーナーとも先頭。最後はワールズエンドの追撃をクビ差しのいでGⅠ制覇です。
PriceCodeのレース前記事でも、ピューロマジックについては前走セントウルS2着、前受けできる点など、プラス材料そのものは確認していました。
それでも最終4頭には残らなかった。
競馬予想では、データの中に材料が存在していることと、最終的にその馬を買うことは別問題です。
冷蔵庫に材料はあった。
でも夕食には出てこなかった。
翌朝になって冷蔵庫を開け、「これ昨日使えばよかったやん」となる。
今回の16番は、PriceCodeにとってそんな一頭でした。
もちろん結果を見たあとで、「実はピューロマジックも気になっていました」などと言い始めたら、世の中の競馬予想はほぼ全部的中になります。
最終印にないものは、ない。
ここは今後の検証材料です。
本命スターアニスは4着
◎9番スターアニスは1番人気で4着。
PriceCodeでは、似た特徴を持つ過去馬の連対率72.7%を大きく評価し、本命としました。
実際には道中10番手付近から進み、上がり3F35秒1で追い上げましたが、前の3頭には届きませんでした。
今回の上位3頭を見ると、ピューロマジックが逃げ、ワールズエンドとサウンドモリアーナも前方。
かなり前側で決まったレースです。
スターアニスも最後は差を詰めていますが、1200mでは「そのうち届きそう」がゴールを過ぎてから届いても困ります。
短距離戦の怖いところです。
ここまでがPriceCode側の振り返り。
そして、ここからはまったく別の話です。
もう一つのスプリンターズS――馬券術ツクール
現在、PriceCodeのサイトでは「馬券術ツクール」という新しい企画を準備しています。
これは、PriceCodeのロジックを改良する企画ではありません。
PriceCodeの印をAIに渡し、そこから別の買い目を作る企画でもありません。
AIに馬券術そのものの方法論を組み立てさせ、それを実際の競馬で検証していく企画です。
公式ページでも、AIで方法論を組み立て、実際のレースで十分に検証し、紹介する価値が確認できたものを提供していく企画として説明しています。検証期間も1か月、2か月、3か月、必要なら半年規模まで想定しています。
つまり、「AIに予想してもらいました」というだけではありません。
その一段前。
どういう条件で、どんな馬を選び、どう買うのかという馬券術そのものをAIに作らせる。
そこから始めています。
PriceCodeとは別物です

ここは誤解されやすいところなので、もう少しだけ説明します。
| 比較 | PriceCode | 馬券術ツクール |
|---|---|---|
| 出発点 | PriceCode独自の予想・評価 | AIが馬券術そのものを設計 |
| 関係 | 馬券術ツクールへ印を渡さない | PriceCodeの評価を補正・加工しない |
| 今回 | 不的中 | ワイド5-6的中 |
PriceCodeにはPriceCode独自の考え方があります。
一方の馬券術ツクールは、それとは別の場所からスタートしています。
PriceCodeの最終印に入った馬だから馬券術ツクールでも選ばれる、という関係ではありません。
反対に、PriceCodeで評価されなかった馬だから馬券術ツクールでも消える、という関係でもありません。
今回まさに、それが分かりやすい結果になりました。
PriceCodeでは5番サウンドモリアーナを最終印に入れていません。
しかし馬券術ツクールでは、その5番サウンドモリアーナがワイドの軸として選ばれていました。
これはPriceCode側の評価を補正して5番を拾ったのではありません。
最初から別ロジックで走っています。
同じ会社の別部署というより、同じ競馬場に偶然来ていた別の研究班くらいに考えてもらった方が近いかもしれません。
実戦検証は旧ブログで公開中
現在、この馬券術ツクールで作った方法については、旧ブログのレジまぐ側を使い、実際のレースで検証予想を公開しています。
旧ブログを見ると、9月19日以降、「馬券術ツクールの実検証を兼ねた予想」として、単複やワイドなどの検証記事が継続して掲載されています。
まだ始まったばかりの段階です。
完成した馬券術として販売して終わり、ではありません。
現在は実際のレースへ予想を出し、当たったものも外れたものも含めて成績を積み上げている途中です。
その実検証を旧ブログ側の登録を利用して有料で行っています。
まだ実験段階ではありますが、ここまでの検証で成果が見え始めているため、この形で継続しています。
そして9月27日。
その検証対象の中に、スプリンターズステークスが入っていました。
馬券術ツクールが出したスプリンターズSの買い目
実際に公開されていた買い目はこちらです。
| 馬券 | ワイドながし3点 |
|---|---|
| 軸 | 5番 サウンドモリアーナ |
| 相手 | 6番 ワールズエンド、11番 ルガル、15番 フリッカージャブ |
| 1点 | 13,300円 |
| 合計 | 39,900円 |
この買い目と購入額は、レース後に作った架空のものではなく、旧ブログの9月27日「馬券術ツクールの実検証を兼ねた予想 ワイド」の記事に記録されています。
そして結果。
5番サウンドモリアーナ 3着。
6番ワールズエンド 2着。
ワイド5-6が的中しました。
払戻は3,370円。
39,900円が448,210円に

5-6は100円につき3,370円。
この組み合わせを13,300円購入していたため、払戻金は448,210円となりました。
| 購入額 | 39,900円 |
|---|---|
| 的中 | ワイド5-6 3,370円 |
| 払戻金 | 448,210円 |
| 収支 | +408,310円 |
| 回収率 | 1,123.3% |
3点全体の購入額は39,900円。
収支はプラス408,310円。
回収率は1,123.3%です。これも旧ブログ側に結果として記録されています。
1,123%。
数字だけ見ると、計算機に少し休んでもらった方がいいような数字ですが、今回は計算機は正常です。
11番人気サウンドモリアーナを「軸」にした
今回の的中で注目したいのは、配当だけではありません。
5番サウンドモリアーナは11番人気でした。
人気馬を軸にして、たまたま11番人気を相手に拾ったわけではありません。
その11番人気が軸です。
5番から3頭へ流し、その相手の一頭だった6番ワールズエンドが2着。
結果として41番人気のワイド5-6、3,370円を3点で拾いました。
競馬では、レースが終わるとなぜか、「5番は買えたよ」という人が急増します。
JRAにはぜひ一度、発走前と発走後で「買えた人口」が何倍になるのか調査していただきたいところです。
しかし馬券術の検証で重要なのは、レース後に買えた理由を考えることではありません。
発走前にその馬を選んでいたか。
そこです。
今回、馬券術ツクールは発走前に5番を軸として選びました。
だから、この結果はそのまま検証記録として残します。
PriceCodeが外れ、馬券術ツクールが当たった
今回のスプリンターズSでは、PriceCodeは不的中。馬券術ツクールは的中。結果だけを見れば、こうなりました。
| 企画 | 今回の結果 | 扱い |
|---|---|---|
| PriceCode | 不的中 | PriceCode単独で検証 |
| 馬券術ツクール | ワイド5-6的中 | 独立した馬券術として検証 |
しかし、ここで二つを混ぜてはいけません。
「PriceCodeが6番を選んでいて、馬券術ツクールが5番を選んだから、合わせれば完璧だった」という話ではありません。
そんなことを始めると、外れた予想同士を何個か合体させて、毎週どこかに的中を作れるようになります。
それでは検証になりません。
PriceCodeはPriceCodeとして検証する。
馬券術ツクールは馬券術ツクールとして検証する。
今回たまたま同じスプリンターズSで、二つの結果が対照的になっただけです。
むしろ興味深いのは、まったく別の方法でレースを見ると、選ばれる馬もこれほど変わるということかもしれません。
まだ実験は始まったばかり
今回、馬券術ツクールはかなり大きな結果を残しました。
しかし、ワイド3,370円を一度当てたから完成、という話にはしません。
まだ実戦検証を始めて日が浅い。
ひとつの高配当的中と、長期間使える馬券術であることは別です。
競馬の検証で最も危険なのは、大きな当たりが一度出た瞬間に、その方法が永遠に通用するような気持ちになることです。
馬券を当てた直後の人間は、だいたい少しだけIQが上がったような気分になります。
翌週、JRAが元に戻してくれます。
だからこそ馬券術ツクールでは、作って終わりではなく、実際のレースを使って検証を続けます。
公式ページでも、十分な手応えと実用性が確認できた方法だけを紹介していく方針としています。
今回の的中は、その途中で得られたかなり大きな一つの結果です。
スプリンターズSから得た二つの結果
今回のスプリンターズSは、PriceCodeにとっては反省材料の残るレースになりました。
ワールズエンドは2着に入りましたが、本命スターアニスは4着。ピューロマジックとサウンドモリアーナを最終印に残せず、不的中。
ここは次の重賞予想へ向けて検証します。
一方、別企画として進めている馬券術ツクールでは、11番人気5番サウンドモリアーナをワイドの軸に選択。
6、11、15の3頭へ流し、2着ワールズエンドとの5-6が的中。
39,900円の検証購入に対し448,210円の払戻、回収率1,123.3%という結果になりました。
同じレース。
同じ16頭。
しかし考え方は別。
そして結果も別。
PriceCodeにはPriceCodeの検証を。
馬券術ツクールには馬券術ツクールの検証を。
今後も混ぜずに、それぞれの成績をそのまま追っていきます。
馬券術ツクールについては、まだ料理でいえば試食の段階です。
今回の一皿はかなり美味しくできました。
ただし、一皿うまくできたからといって、明日からミシュランの看板を出すわけにはいきません。
次に同じ味が出せるのか。
違う材料でも作れるのか。
何十回作っても店を閉めずに済むのか。
そこまで確認して、初めて「馬券術」と呼べるものになっていきます。
ということで、2026年スプリンターズステークス。
PriceCodeAI見解は残念ながら不的中。
しかし、その横でひっそり実験していたAIの馬券術ツクールが、ワイド3,370円を3点で捕まえました。
AIもいろいろ考えているようです。
できれば次回は、片方だけではなく両方当ててもらいたい。
そのお願いだけは、人間らしく欲張っておこうと思います。





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