2026年の夏競馬は、札幌・新潟・中京の開催がスタートすると同時に、レースの時間割にも大きな変化が訪れます。注目は、新潟と中京で行われる「競走時間帯の拡大」です。
期間は7月25日(土)から8月30日(日)まで。今年度の4週間から6週間へ延長され、暑熱対策がさらに進められます。夏の番組表は、見る側にも少しだけ予習が必要。いつもの感覚で時計を見ていると、「あれ、次はどこ?」となりかねません。夏競馬、時間割まで元気に走っています。
競走時間帯の拡大は4週間から6週間へ
競走時間帯を広げる目的は、暑さが厳しい時期における人馬の暑熱対策です。2026年は夏の新潟競馬と中京競馬を中心に、従来より長い6週間にわたって実施されます。
- 実施期間:7月25日(土)から8月30日(日)まで
- 期間の変更:4週間から6週間へ拡大
- 主な対象:夏の新潟競馬・中京競馬
- 目的:暑熱対策のさらなる推進
期間中は札幌、新潟、中京のレースを組み合わせた進行になります。競馬場ごとに淡々と並ぶのではなく、3場のバトンリレーを見るような構成です。実況を追う耳もなかなか忙しい。うれしい忙しさではありますが。
日によって変わる5レースの並び
競走時間帯の拡大期間では、対象となる時間帯のレース順が開催日によって変わります。まとまりごとに整理すると、次のとおりです。
| 開催日 | 1レース目 | 2レース目 | 3レース目 | 4レース目 | 5レース目 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7月25日・26日、8月1日・2日 | 中京6R | 新潟6R | 札幌11R | 中京7R | 新潟7R |
| 8月8日・9日 | 新潟6R | 中京6R | 札幌11R | 新潟7R | 中京7R |
| 8月15日 | 札幌10R | 中京6R | 新潟7R | 札幌11R | 中京7R |
| 8月16日、22日・23日 | 中京6R | 札幌10R | 新潟7R | 中京7R | 札幌11R |
| 8月29日・30日 | 中京6R | 新潟7R | 札幌11R | 中京7R | 新潟8R |
同じ「5レース」でも順番は固定ではありません。特に8月15日は札幌10Rから始まり、翌16日以降は中京6Rが先頭になります。カレンダーと発走予定はセットで見るのが安心です。片方だけでは、靴下を片方だけ履いたような落ち着かなさがあります。
発走前の運用も暑さに合わせて変更
暑熱対策はレース時刻だけではありません。北海道開催と、6月27日(土)から8月30日(日)までの東西主場では、装鞍所への集合時刻が発走時刻の40分前となります。
これに伴って馬体重の発表時刻が変わり、下見所の周回時間も短縮されます。レース前の流れ全体を調整し、人馬が暑い環境にいる時間を抑える仕組みです。時計の針を動かすだけでなく、その前段階まで組み替えるわけですね。時間割の裏側、かなり働き者です。
また、7月26日、8月2日・9日・16日・23日・30日に登録を受け付ける特別レースでは、登録申込馬が同日の19時ごろに発表される予定です。
前日発売や払戻に関する終了時刻も通常時とは異なり、全場の最終レース終了から15分後となります。営業時間などは主催者ごとに異なるため、利用する窓口の案内を事前に確かめておきたいところです。
猛暑時にはレースを取りやめる場合も
時間帯を広げても、自然の暑さを完全に予定表へ従わせることはできません。酷暑によって安全なレースの実施が困難と判断された場合は、競走が取りやめられることがあります。
予定どおり進むかどうかは、安全を前提に判断されます。馬、騎手、関係者を守ることが最優先。夏空には勝てない日もあります。そこは無理にハナを奪わず、安全第一でいきたいところです。
2026年度は競走制度や賞金にも変更
一方、話題を移すと、2026年度は競走時間帯以外にも複数の変更が示されています。発表された変更点は、認可を経て正式に確定します。
- 宝塚記念と有馬記念を除く3(4)歳以上のGIで、レーティングによる出走馬の選定頭数を5頭から10頭へ拡大
- 2歳・3歳の1勝クラスと、障害オープンの一般競走では、前走成績上位馬を優先する出走馬決定方法へ変更
- 3歳新馬のタイムオーバー基準タイムについて、1秒の緩和を撤廃
- ヴィクトリアマイル、エリザベス女王杯、フェブラリーステークス、チャンピオンズカップの1着本賞金を1億5000万円へ増額
- 2歳重賞14レースの賞金を増額
夏の競走時間帯は長くなり、制度面にもさまざまな手直しが入る2026年度。まずは7月25日から始まる6週間の変則的な進行を押さえておくことが大切です。発走順を早めに確認し、暑さにも時計にも置いていかれず、夏競馬を楽しみましょう。

