オッズ和と決着人気

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1~3番人気の単勝オッズ和と3連複決着人気の関係

1~3番人気の単勝オッズ和と3連複決着人気の関係 2003~

1~3番人気の単勝オッズ和ごとに、3連複決着時の単勝人気の和がどこに集まりやすいかをまとめた表です。上位人気だけで決まる形が多いゾーンと、中穴まで広がりやすいゾーンの違いが見やすくなっています。

1~3単オッズ和3連複決着時の最低単勝人気↓
3以内4-67-910以上
8~933.5%58.5%6.1%1.9%
9~1025.4%51.0%18.6%5.0%
10~1116.3%50.1%23.2%10.3%
11~1211.7%46.6%27.4%14.3%
12~139.1%43.2%30.4%17.4%
13~146.7%39.3%31.6%22.4%
14~156.1%35.6%32.5%25.7%
15~165.4%32.9%33.2%28.6%
16~175.2%32.6%32.1%30.2%
17~186.1%33.7%30.1%30.0%
18~196.5%33.3%31.3%28.9%
19~206.8%33.7%29.8%29.6%
20~2110.1%34.6%28.2%27.0%
21~227.6%37.5%35.6%19.4%
22~238.2%39.5%31.8%20.6%
23~246.9%43.7%21.8%27.6%
24~258.8%35.1%30.7%25.4%

三連複は「荒れるかどうか」だけで見ると、かなり大事なものを見落としてしまう。

三連複を見ていると、つい「人気で決まった」「荒れた」の二択で片づけたくなります。ところが、今回の表を眺めると、その見方だけではレースの本質をかなり取りこぼしてしまうことが分かります。面白いのは、三連複の決着人気そのものではなく、1~3番人気の単勝オッズ和を先に見た時に、決着の形がかなり素直に変わっていく点です。

まず、1~3番人気の単勝オッズ和が8~9のゾーン。ここはかなり分かりやすくて、三連複決着時の最低単勝人気3が33.5%、4~6が58.5%です。合わせると92.0%

つまりこの辺は、三連複がほぼ「上位人気中心の世界」で回っているということです。7~9は6.1%、10以上は1.9%しかありません。ここで大穴の夢を見すぎると、数字の流れに逆らうことになります。

そこから単勝オッズ和が9~10、10~11、11~12と上がっていくと、景色が少しずつ変わります。4~6がまだ中心ではあるものの、7~9や10以上がじわじわ増えていきます。

たとえば10~11では、4~6が50.1%でまだ主役ですが、7~9が23.2%、10以上も10.3%まで上がってきます。

ここで見えてくるのは、「本命戦から少しだけレースがゆるむと、三連複は急に別の顔を見せる」ということです。

さらに印象的なのが、12~13、13~14、14~15、15~16あたりです。

ここまで来ると、4~6の比率は43.2% → 39.3% → 35.6% → 32.9%と下がっていき、その代わりに7~9と10以上がはっきり伸びてきます。

特に15~16では、7~9が33.2%、10以上が28.6%。つまりこのあたりからは、「人気どころで収まりやすいレース」から「中穴や穴が混ざるのが普通のレース」へ、重心が移っているわけです。

ここで大事なのは、単勝オッズ和が上がったからといって、単純に“何でもありの大荒れ”になるわけではないところです。たとえば16~17でも4~6は32.6%ありますし、17~18でも33.7%あります。

7~9や10以上が増えてきても、4~6はしぶとく残る。これはかなり重要です。つまり、人気の土台が崩れて見えるレースでも、三連複の中心は完全には消えていないということです。

この表が面白いのは、「荒れる=10以上が増える」だけではないと教えてくれる点にもあります。

たとえば21~22では、4~6が37.5%、7~9が35.6%、10以上は19.4%です。かなり割れているように見えて、実際には10以上へ一気に飛ぶより、4~9の範囲に厚く集まっています。

22~23でも4~6が39.5%で最大です。ここは「大荒れ狙い」の発想だけではズレやすくて、むしろ“上位人気だけで決まらないが、中穴ゾーンにはしっかり寄る”という見方のほうが数字に合っています。

さらに興味深いのが23~24です。ここでは4~6が43.7%まで戻し、7~9は21.8%に下がっています。

単勝オッズ和が高いからといって、一直線に外へ広がっていくわけではない。実際の決着は、どこかの帯に寄り直すことがある。

こういう数字を見ると、三連複は「波の形」で見た方が分かりやすいと感じます。人気の圧縮が強い帯、少し散る帯、中穴にまとまる帯、もう一度中心へ寄る帯。ずっと同じ顔ではありません。

この視点が役立つのは、買い目の広げ方に無駄が減るからです。

1~3番人気の単勝オッズ和が低いレースで、必要以上に外へ振るのは効率が悪い。逆に、和が中盤まで上がっているのに、いつまでも上位人気だけで固めるのも苦しい。

大事なのは、「このレースは人気のどの帯に決着が集まりやすいか」を先に読むことです。三連複は点数が膨らみやすい券種ですが、この表はその膨らみ方に明確な線引きを与えてくれます。

結局のところ、三連複で本当に見るべきなのは、人気馬が強いか弱いかだけではありません。

上位人気3頭がどれだけ信用されている市場なのか、その空気を数字で見ることです。1~3番人気の単勝オッズ和は、その空気をかなり正直に映します。

そしてその空気が変わると、三連複の決着人気の和も、かなり素直に姿を変えます。なるほどと思うのはここです。三連複はゴール後の人気並びだけ見ても半分しか分からない。

レース前の「上位人気のまとまり方」を見ると、決着の輪郭が先に見えてくるのです。

1~3番人気の単勝オッズ合計帯ごとの三連複データ

ここをクリック
1~3番人気の単勝
オッズ合計帯
件数4件に1件はこの三連複配当以下(倍)半分はこの三連複配当以下(倍)4件に3件はこの三連複配当以下(倍)三連複配当の平均(倍)決着した3頭の人気順合計の真ん中頭数の真ん中いちばん多い三連複配当帯その比率(%)
10未満19014.914.537.669.491010倍未満38.9
10.0~11.91718212.731.993.2149101310倍未満18.9
12.0~13.93041921.552.5150.6217.4121550.0~99.9倍17.7
14.0~15.91968629.575.3218.3291131650.0~99.9倍18.9
16.0~17.9683029.480.3229.9311.1131650.0~99.9倍17.7
18.0~19.9226621.160.2186.42371316100.0~199.9倍16
20.0以上170015.936.8115.6203.8111510.0~19.9倍19.1

頭数と1~3番人気単勝合計を一緒に見た表

頭数と1~3番人気の単勝オッズ合計帯を組み合わせて、三連複配当の分布を見た表です。

頭数1~3番人気の単勝オッズ合計帯件数4件に1件はこの三連複配当以下(倍)半分はこの三連複配当以下(倍)4件に3件はこの三連複配当以下(倍)三連複配当の平均(倍)
810未満2574.18.723.622.5
810.0~11.98056.914.433.930.5
812.0~13.94396.213.231.529.9
814.0~15.91476.51429.237.8
816.0~17.9475.99.924.719.9
818.0~19.92759.133.629.6
820.0以上2657.520.131.7
910未満2704.313.632.238.9
910.0~11.912498.317.243.143.2
912.0~13.98599.621.149.846.5
914.0~15.93027.51740.441.6
916.0~17.91027.116.635.648.4
918.0~19.9375.39.720.622.2
920.0以上486.418.828.462.4
1010未満219514.534.233
1010.0~11.915009.922.155.662.6
1012.0~13.9140312.828.163.468.8
1014.0~15.94941228.47465.1
1016.0~17.91598.518.748.564.5
1018.0~19.9738.319.544.170
1020.0以上83815.846.547.8
1110未満1666.618.641.856.3
1110.0~11.9165712.128.475.498.2
1112.0~13.9192616.23589.197.4
1114.0~15.969515.834.184.895
1116.0~17.921611.328.165.572.3
1118.0~19.910311.126.562.562.4
1120.0以上11610.920.43367.6
1210未満1756.820.454.574
1210.0~11.9177713.530.685.8118.5
1212.0~13.9272318.444.2110.2127.3
1214.0~15.9118121.347124.2145.2
1216.0~17.931113.633.190.1113.2
1218.0~19.912711.131.9103.787.8
1220.0以上1151226.673.8174.7
1310未満13212.42569100.3
1310.0~11.916121538.7103.6123.8
1312.0~13.9271020.847.5131.6159.1
1314.0~15.9141625.562.9147188.2
1316.0~17.940821.451.4149.5150.9
1318.0~19.914419.340.1122152.6
1320.0以上15912.222.372.393.7
1410未満9811.222.8104.2250.2
1410.0~11.9176114.940.4143.6194.1
1412.0~13.935912354.8148.9193.8
1414.0~15.9212729.173.1203.8232.7
1416.0~17.962828.170.9182.8217.8
1418.0~19.921116.839.7113.9138.8
1420.0以上15719.146.2103.6145.2
1510未満784.51548.550.8
1510.0~11.917221843.7131.6230
1512.0~13.9404726.665.1178.1252.3
1514.0~15.9275532.880.1225.4265.5
1516.0~17.994830.778.3216.9253.4
1518.0~19.93122575.8244.9245.3
1520.0以上20119.150.7149203.1
1610未満1996.324.156171.8
1610.0~11.9387717.644.7137218
1612.0~13.9998826.366.7197.2287.6
1614.0~15.9790036.590.6270.2340.7
1616.0~17.9282438.298.3266.2358.8
1618.0~19.98422975.2229.7278.7
1620.0以上56521.949.1146.4313.6
1710未満823.433.587.8709.3
1710.0~11.918916.944.2148.1215.7
1712.0~13.957028.377.2248.2416.2
1714.0~15.952437.9101.2319.3548.5
1716.0~17.920349.8116.2292.4382.8
1718.0~19.96833106.8287.8350
1720.0以上4022.646.9145.2152.5
1810未満23726.355.949.6
1810.0~11.961120.449.2176.4301.6
1812.0~13.9197832.781233.6337.5
1814.0~15.9207142.9111.8337.4467.1
1816.0~17.994955.8144.2420.7556.1
1818.0~19.930152.1132.8352.1419.3
1820.0以上16533.6100.4266.5293.9

三連複のデータを見る時、つい目が行くのは「平均配当」です。数字が大きいと、それだけで魅力的に見えます。たとえば18頭立てで、1~3番人気の単勝オッズ合計が16.0~17.9の帯では、三連複配当の平均は556.1倍もあります。かなり派手です。

ところが、この数字だけでレース像をつかもうとすると、少し危ういところがあります。

ここで効いてくるのが、今回の表にある4つの数字です。4件に1件はこの三連複配当以下半分はこの三連複配当以下4件に3件はこの三連複配当以下、そして平均

この4本を並べると、三連複の本当の顔がかなり見えてきます。平均だけだと華やかですが、4件に1件の数字を見ると、急に現実が前へ出てきます。三連複はロマンの券種ですが、時々かなり冷静です。

たとえば10頭立てで、1~3番人気の単勝オッズ合計が10.0~11.9のエリア。平均は62.6倍あります。悪くありません。ところが、4件に1件は9.9倍以下、半分は22.1倍以下です。

ここが面白いところで、平均だけを見ると「そこそこ跳ねる券種」に見えるのに、実際の真ん中あたりはかなり地に足がついています。

大きい当たりが平均を押し上げているだけで、いつもその水準が出るわけではありません。

この傾向は頭数が増えるほど、さらにくっきり出てきます。16頭立てで、1~3番人気の単勝オッズ合計が14.0~15.9の帯を見ると、平均は340.7倍です。

数字だけ見れば夢があります。ところが、4件に1件は36.5倍以下、半分は90.6倍以下です。ここで伝わってくるのは、三連複は「平均が高い券種」ではあっても、「毎回その近くが出る券種」ではないということです。

派手な一撃が平均を引っ張り上げている。その構造がかなりはっきり見えています。

さらに18頭立てで、1~3番人気の単勝オッズ合計が14.0~15.9になると、平均は467.1倍まで上がります。かなり大きい数字です。

ですが、4件に1件は42.9倍以下、半分は111.8倍以下です。数字の並びを見ると、平均だけがひとりで前へ走っていて、25%地点や50%地点は意外と冷静です。

三連複で「平均これだけあるなら毎回かなりおいしい」と感じるのは自然ですが、表の左から順に見ると、財布の体感はもう少し現実寄りになります。

この表がかなりユニークなのは、頭数と1~3番人気の単勝オッズ合計を一緒に見ている点です。

頭数が少なく、上位人気の単勝合計も低いゾーンでは、配当の分布はかなりおとなしいです。8頭立てで10未満なら、4件に1件は4.1倍以下、半分は8.7倍以下、平均でも22.5倍です。

ここでは三連複といっても、豪快に飛ぶ世界ではありません。ところが頭数が増え、上位人気の単勝合計も中盤から高めに入ってくると、平均も75%地点も一気に伸び始めます。

レースの土台が変わると、三連複の性格もかなり変わるわけです。

もうひとつ見逃せないのが、4件に3件はこの三連複配当以下の数字です。ここを見ると、そのゾーンの「上の広がり」が分かります。16頭立て・14.0~15.9では270.2倍、18頭立て・16.0~17.9では420.7倍です。

かなり広いです。配当の振れ幅がとても大きい。安めもある、高めもかなりある、そして一部の特大配当が平均を押し上げる。三連複らしい顔が一番よく出るのは、このあたりかもしれません。

ここで見えてくる残酷な現実は、三連複は「平均が高いから安心」という券種ではない、ということです。

むしろ、平均が高い帯ほど、分布を見ないと錯覚しやすい。平均300倍、400倍、500倍という数字は確かに魅力的です。けれど、その一方で4件に1件のラインが40倍前後にある帯も少なくありません。

夢のある券種なのに、夢だけで買うと、かなり現実的な着地も普通にやってくる。このあたりが三連複の味でもあり、怖さでもあります。

この表が教えてくれるのは、三連複を見る時は「平均配当」だけでは足りないということです。4件に1件、半分、4件に3件、平均。この4本を並べてはじめて、そのゾーンの温度が分かります。

低いところでまとまりやすいのか、真ん中がどのあたりなのか、上へどこまで伸びるのか。

三連複は夢を見せてくれる券種ですが、夢の形にはちゃんと分布があります。そこまで見えた時、配当の数字が急に立体的に見えてきます。